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西日本最大級の活版イベント、「活版WEST」に行ってきました

2017年10月16日

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10/14(土)・15(日)、大阪の堺筋本町で行われた「活版WEST」に行ってきました。
会場はレンガ造りのおしゃれなビルにある、活版印刷機を使えるワークスペース「Echos Design & Letterpress」。
関西初!『活版印刷』を使って誰もが自由に制作ができるシェアワークスペースが誕生!

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関西、中国地方、四国、九州で活躍する活版印刷に携わるお店や印刷会社が集まり
ポストカードや雑貨などの販売、活版体験のワークショップを開催。
あいにくの雨でしたが、あふれんばかりの人でにぎわっていて活版印刷の人気を感じました。

たまたまテレビのインタビュー取材に答えて思ったのだけど
活版印刷の魅力って、凹みやかすれ、風合いなどがあげられるけれど、
このようなイベントに来る人の傾向として、自分で印刷できるというのも理由のひとつなんじゃないのかなと。
買うんじゃなくて、自分でつくれる。
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これまで専門職の道具だった活版印刷機が、
廃業などをきっかけに市場に出たり、譲られてたりして、一般の手に届く道具になった。
デジタルファブリケーションやファブの思想とも重なるこの流れが
これまでNGとされていた凹みやかすれを面白がり、
自分で印刷する、印刷を楽しむという雰囲気をつくりだしているのかなと。

その点でも、雑貨的な活版印刷の魅力だけでなく、
印刷技術としての活版の魅力がもっともっと伝わっていくといいなー。

福祉、コーヒーと掛け合わせた活版印刷

個人的に面白かったのが、「COFFEE PAPER PRESS」。
福祉施設で作った牛乳パックを再生した紙を使った活版印刷と、バリスタが入れるコーヒーという
福祉と活版、コーヒーを組み合わせた試みが新鮮で、やられた感がありました。
それぞれ単体では出会わないものが、組み合わさることでより強いメッセージとなり、たくさんの人に届く。
意外と、共通の知人がいて、またどこかで会えそうな気がします。

地方で活版印刷所をするということ

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熊本や大分、尾道、岐阜、徳島、東京などで活躍する活版印刷所による
「古今東西 ローカルの活版印刷」と題したトークショーも楽しみのひとつでした。

活版をはじめたきっかけ、活版を続けて感じる課題、ワークショップを続けている理由など、
どれも興味深く、自分だったらと考えさせられるのもでした。
個人的には、ローカルだからこその印刷所という場や役割について、もっと話を聞いてみたかったです。

今はひとりテキンを持って浜松で活版印刷をしていますが、
きっかけは7年ほど前、関西活版倶楽部が主催した「活版エキスポ0(ゼロ)」。
そこで活版印刷の魅力にはまって、まきこまれて
2011年3月に桜ノ宮で活版印刷所を友人と始めることになりました。
今回のイベントが、また誰かのきっかけになるんだろうなと、昔を思い出しました。

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久しぶりに会う友人や新しい出会いもありました。
たっぷりもらった刺激をもとに、浜松という地方の活版印刷所ならではの役割を果たしていきたいです。

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About

大杉晃弘(コピーライター)/1975年、静岡県浜松市生まれ。結婚情報誌、住宅情報誌の制作ディレクター/コピーライターとして、企業の販促活動をサポート。2011年「写真と、企み」設立後、2013年、浜松へUターン。編集的視点、事象の裏側にあるストーリーを大切に広告制作(企画、コピー、写真撮影)を行う。また、活版印刷工として、活版印刷やワークショップも実施。町の編集室&印刷工房をつくるため画策中。 詳細はこちら

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