
シンコって知ってると聞かれて、最初はお新香のことかと思ったくらい無知でした…。
新子は、出生魚コノシロの稚魚のこと。大きくなるとコハダと名前が変わって、さらに大きくなるとコノシロに。新子はすぐに大きくなるので、夏のこの時期にしか食べられない貴重なネタ。東京だと初物は1kg3万とか4万とかとか。小指にも満たない大きさをさばき、寿司ネタにするには数匹が必要で、職人の腕が試されます。(写真は新子3枚)
ちょっと(けっこう?)お値段がして、旬を味わうのはもちろん、粋とか験かつぎ的な側面も大きいのかなと思います。
浜名湖は全国でも最も早い水揚げ地の一つで、新子のブランド地として知られているそう。
水揚げされた多くは東京などの都市部に行くそうで、お値段のこともあって、地元でもそんなに食べられていないんじゃないのかなーと思います(一般庶民は)。
今回の新子もそうだけど、浜松とその周辺って、食材がとても豊かだし、それに付随する食文化もある。でも、普通に暮らしていると全然知らないんだよなー。せっかく恵まれた土地にいるのだから、もっと浜松周辺の食文化を学ばないとなーと新子をいただきながら思ったのでした。