
浜松市の北部には、天竜美林と呼ばれる植林されたスギやヒノキの森が広がっています。
世界基準で持続可能な森林管理が行われていることを照明する、FSC森林認証も取得済み。
最近では、2020年東京オリンピックの有明体操競技場の外装に天竜材が使われるとニュースになっていました。
とはいえ、浜松市民のみんなが天竜材に詳しいかと言えばそうでもなく、天竜材うんぬんのまえに、木のことだってよく知らない。
それなら、木が特徴を知ってもらったうえで、地元の浜松には天竜材というのがあるよと知ってもらうのがこの冊子の狙いになります。
今回は、企画・編集・コピーで携わりました。
イラスト、デザインは、キーウエストクリエイティブさんです。
ターゲットは、子どものいる世代。
(将来的には天竜材を使った木の家を建てもらえたらいいなという思いもあって)
なので、子どもと一緒に木の魅力を知ってらもらえるように絵本のようなデザインを採用。
主人公は、山で育ち、街に嫁いだ角材のママ(笑)
家族との暮らしを描写しながら、触感や消臭、調湿といった木の特徴をイラストと短めのコピーで伝えていきます。
あわせて、それって何のこと?を補足する説明文や根拠となる図表を載せています。
小難しそうな内容にするのではなく、楽しそう、という雰囲気を出すことで手に取りやすい冊子になったかと思います。
この冊子がきっかけで、地元の木材のことを話せる、自慢できる人が増えてくれたらうれしいです。