
去る、10/8(月・祝)に、中田島砂丘にてアートイベント「椅子と惑星」を行いました。
僕は、サポートスタッフとして参加。
そもそもの発端は、今年の3月、鴨江アートセンターで行われた「中田島砂丘、断片」がきっかけ。防潮堤ができて、一変した中田島砂丘について、もう一度考えてみようという内容で、中田島砂丘を舞台にしたアート作品やパフォーマンス、写真などの作品(企画)を募集し、アーティストに企画案を展示してもらうという内容。
当日は漂流物の造形物やOHPを使ったタイムペイント、中田島砂丘から運んできた砂場などが会場を埋めました。知り合いを中心に、たくさんの人に来ていただき、防潮堤反対!とは違うアプローチで、中田島砂丘について考えるきっかけになったイベントになったかと思います。その打ち上げで、いつ実践するとなってスタートしたのが「椅子と惑星」です。
無視され続ける中田島砂丘
このイベントの目的の一つが、中田島砂丘の価値を再発見すること。
観光地として週末には多くの観光客が来ているけれど、多分、浜松市民は小さな頃に遠足で行ったとか、浜松まつりの凧揚げ会場として行くぐらいで、日常的に訪れる場所ではありません。中田島砂丘で商売をしている人もいないので、何かあっても誰かが不利益を被る訳でないから、特に興味なし、という感じが一番近いような気がします。
だから、防潮堤ができることは知っていても、実際、どうなっているか知らない人も多いんだと思います。防潮堤が良いとか、悪いとかはひとまず置いといたとしても、高さ18mもある防潮堤ができて、風景が一変したのは確かな事実です。
そもそも中田島砂丘が市民にとって身近な場所でないから、関心が無いことが、一番の原因なのかなと思います。多分。だから、3月のイベントなどを通じ、中田島砂丘の現状を知ってもらうことで、自分との関係性を考えるきっかけになってくれたらいいなと思っています。一方で、中田島砂丘の潜在化した価値を再発見し、伝えなくてはいけないという思いもありました。
長くなりそうなので、今日はここまで。