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雑貨市「ほしの市」でおすすめした本について

2018年5月23日

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人の事務所や家に行くと、気になるのはその人の本棚。本棚を見るとその人のキャラクターが見えてくる気がします。
先月ほしの市に出店する際、おすすめの本を一冊持ってきてくださいというお願いがありました。
ただ単にお店でものを販売したり、ワークショップるをするだけでなく、コミュニケーションのツールとして本を活用してくださいという意図。

いろいろと迷って選んだのが、『何度も読みたい、広告コピー』。

キャッチコピーと比べて長文だし、ほとんどの人があまり興味がないであろう、ボディコピーの良作を集めた本。
仕事柄、よい広告には「気付き」「発見」「提案」があると考えています。
グッとくるもの、クスッとするものいろいろな広告が載っていて、
一読すれば、今までの自分の視点や価値観がグラグラと揺れはじめるはずです。
仕事の参考書としてだけでなく、言葉の力は確かにあると物書きの仕事を応援してくれる一冊。

折角なので、迷った本もご紹介。

西村佳哲さんの『自分の仕事をつくる』。

働き方研究科として知られている西村さんの第一作。
2003年に発行され、いろいろと悩み、働いてた時期だっただけに、考え方や生き方に多分に影響を受けました。
ものづくりや、意図を持って働いている人へのインタビューというスタイルは、僕の今の仕事にも通じているのかなーとも。

昔の『WIRED日本語版』と迷ったけど、雑誌から選ぶなら『Re:s』

水筒だったり、フィルムカメラだったり、アルバムだったり、新しい普通(Re:standard)を提案する雑誌。
既存の雑誌の枠にとらわれないドキュメンタリーチックなスタイルが斬新。
一冊の本がムーブメントを作り、いい意味で世の中の価値観を変えていく力があることを教えてくれました。

最近はあまり読まなくなったけど、マンガもありかなーといろいろと物色して候補に挙がったのが、『月光の囁き』。

エロいというより、変態性が強いので、女性や子どもが集まる雑貨市には不適当なので自主規制。
それでも、歪んだ愛情表現や人間関係の描写は引き込まれるものがあります。
ちなみに装丁は、祖父江慎さん。

当日は活版の対応でてんてこ舞いで、本を通じたコミュニケーションなんてできなかったけど、
商品に興味がなくても本をきっかけに話をすることもできるだろうし、出店者に対する見方もかわってくるのかも。
今回は雑貨市だったけれど、浜松に住むデザイナーの本とか、いろいろなパターンでも応用ができそう。

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About

大杉晃弘(コピーライター)/1975年、静岡県浜松市生まれ。結婚情報誌、住宅情報誌の制作ディレクター/コピーライターとして、企業の販促活動をサポート。2011年「写真と、企み」設立後、2013年、浜松へUターン。編集的視点、事象の裏側にあるストーリーを大切に広告制作(企画、コピー、写真撮影)を行う。また、活版印刷工として、活版印刷やワークショップも実施。町の編集室&印刷工房をつくるため画策中。 詳細はこちら

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