
先日、鎌倉日帰り取材の後、ずっと気になっていた「湘南Tサイト」に寄ってきました。
TSUTAYAでお馴染みCCCが運営する、本屋と30の個性豊かなショップからなる商業施設。
蔦谷書店もあるけれど、それぞれのお店にも関連する本が置いてあって、何時間でも滞在できてしまう、うらやましい空間。
「アイデアは既存の要素の新しい組み合わせ」と理解しているので、湘南Tサイトは、それを誘発しやすい環境だなと。
各お店も完全個室でなくゆるやかに繋がっているので、意外な組み合わせがあったり、店と店の境界が曖昧(な店もあって)で、空間のグラデーションが豊か。
建物は2階建てなので、空間を上下するのも楽ちんで、1階外に出て3棟の建物を移動する行為も刺激をくれます。
食を通じたfabスペースがあったり、料理教室やマルシェなど、イベントも熱心に開催しているようです。
「食とものづくりスタジオFERMENT」ウェブサイトより拝借
浜松にはたいていのものはあるけど、選択肢が少ないね、と妻がいつだか言ってた。
湘南Tサイトそのものが欲しい訳ではないけれど、物や人を通じてアイデアを刺激するような場所が欲しいなぁ。
DORPがするんだったら、大判プリンターがあって、紙見本や木や鉄や布などのいろんな素材見本があったり。宮下文庫やフリーペーパーやリトルプレスも扱って、お酒を呑みながら読める。サンドイッチくらいでいいので、健康的な軽食もあったらうれしいな。トークイベントや勉強会、大人も学生も交えるような場所。路地裏のようにわくわくして、井戸端会議のように気軽に雑談が生まれる場所。もちろん活版印刷機も置いて。
最初は期間限定でもいいから、そんな場所つくれないかしらん。