
5月に長崎へ出張していた仕事は、「Nagasaki Job Port」(清水の里) パンフレットの取材でした。
DORPでした静岡県産品ロゴマークの制作でサポートしていただいたatriumの豊田修平さんに、「大杉さん、こういうの得意そうだから」と声をかけてもらい、コピーライターとしてお手伝いさせてもらいました。
静岡県県産品シンボルマーク | atrium
こちらは清水の里という名前で20年以上、就労継続支援B型事業所を運営している福祉施設。
移転をきかっけに「Nagasaki Job Port」という愛称とし再スタートを切ることになりました。
三角屋根の特徴的な施設を手がけたのはエウレカ。
Nagasaki Job Port
利用者のふるまいなどをじっくりリサーチし、光と景観を巧みに取り入れた施設は、室内にいながら半屋外のような居心地のよい空間。
設計思想が利用者にやさしく働きかけていることが分かります。
そんな施設のことを理解するために長崎へ行き、現地スタッフとエウレカに取材を行いました。
建築の思いを咀嚼ながら、スタッフにとっては再スタートするに当たって原点になるような、利用者にとってはここで過ごす時間が楽しく思ってもらえるような読後感が残るように心掛けました。
中面では、写真に乗せたリズミカルなグラフィックのあしらいが、軽やかで、この新しい施設の雰囲気をうまく伝えています。
長崎の街をぶらぶら
仕事は別に、初めて長崎に行けたのもよい思い出。
朝から夜まで仕事だったので、自由時間がそんなに合った訳では無いけれど、ホテル近くにあった今井兼次氏の聖フィリッポ教会や長崎県庁を見学したり、(浜松よりも南にあるので、夜になるのが遅い)、早起きして平和公園に行ってみたりしました。
神戸のような海と山が近い、落ち着いた雰囲気も個人的に心地よかったです。
いつもとは違う街を歩くだけでも新鮮で、食事をしたお店の人との何気ない会話も楽しくて、久しぶりにひとりになった数日間でいろいろと考えごもできたし。
浜松だけでなく、もっと地域をまわるような仕事をしたいなーと思ったのでした。