テキンと呼ばれる手動の活版印刷機と
3Dプリンターを使ったワークショップを開催します。
3Dプリンターでオリジナルの版を制作して、
凸凹模様が入ったオリジナルの紙を印刷(空押し)するという内容です。
製版所にお願いすると数日かかる版ですが
3Dプリンターを使えば、15分程度で完成(大きさや材質による)。
このスピード感はデジタルファブリケーションならではの魅力。
また、文字やイラストの印刷だけでない、
あたらしい活版印刷の魅力を探るワークショップでもあります。
紙は、お化粧している
製紙工場で作られた紙は繊維の重なりによって細かな凸凹ができるので、塗料を塗ってきれいにしています。
微塗工紙とか、アート紙、コート紙という名称は、この塗料の量の差になります。
ミランダのようなキラキラした紙も、特種な塗料を塗ることでつくられているし、
さらに、編み目や水玉のようなテクスチャーがある紙は、紙を作る過程でローラーによって印刷しています。
今回のワークショップの発想の原点は、こんな所にあったりします。
以前DORPで日清紡の工場見学をしたとき、ここまで加工されているんだというのに驚きました。
こちらの記事も参考になるかとお思います。
突撃! 製紙工場 〜紙版「みんなのミシマガジン」の「あの紙」ができる瞬間を追いました〜
なにぶん初めての試みなので、どのようになるかは未知数ですが
活版印刷機でわざわざ紙をつくるというひねくれた遊びに興味があるかたは、ぜひぜひ参加してください。
ワークショップの詳細
活版印刷と3Dプリンター -EVERYDAY ART-
開催日 2017年10月22日(日)
開催時間 10:00~15:00(昼休憩12:00~13:00)※終日のワークショップになります
会場 鴨江アートセンター
参加費 1,000円
定員 20名(先着順)
対象 中学生以上
主催 浜松市鴨江アートセンター
お申し込み 予約受付中(2017年10月22日〆切)
申し込み先
日時、講座名を明記の上、氏名、ふりがな、電話番号、高校生までは学年・年齢、お申し込みのきっかけ を添えて、Eメールまたは電話で浜松市鴨江アートセンターまでお申し込みください。
E-mail k.a.c@kamoeartcenter.org
電話 053-458-5360
開館時間 9:00〜21:30