この10月にオープンしたパン屋さん「Place Mange(プラスモンジュ)」。
住宅地にあり、そこだけ海外のカフェのようなオシャレな雰囲気です。
フランスで4年間修行し、浜松で2年修行されて独立。
フランスや北海道から取り寄せた小麦をパンに合わせて調合し、手間ひまかけて作られています。
ご本人は、大切な人に食べてもらうなら、これが普通でしょと言っていましたが。
低温熟成したバゲットを中心にクロワッサンやパン・オ・レ、ドイツのハード系パンなど25種類ほど。
フランスの定番「クロックムッシュ」や「フガス(総菜パン)」はボリューム満点で男性も満足するはずです。
さらに、季節のタルトや大人味のプリンもあるので、手みやげにもぴったり。
カフェスペースもあるので、のんびり食事を楽しんでください。
名刺やショップカードは、コミュニケーションツール
そんな「Place Mange(プラスモンジュ)」の店主である中津川さんの名刺を活版で作らせてもらいました。
フランスにいたとき、アーティストに銅版画で作ってもらったお店のロゴ。その雰囲気を出したいという要望でした。
紙は表裏で色がちがう「GAクラフトボード-FS<31kg>クレイ」を使用。
ブラウン面にロゴを印刷し落ち着いた雰囲気に、名前や連絡先は明るい面に刷り、分かりやすく。
凸版印刷である活版と、凹版印刷の銅版画(エッチング)
正反対の技法ですが、共通する手作業というアナログの雰囲気を大切に、印刷させてもらいました。
両面印刷のため凹みはほどほどですが、さわるとそれとなく凹みが分かります。
ショップカードは、レトロ印刷にオーダー。紙はベルーガ。
パンのイラストが散りばめられた、優しい雰囲気にしあがりました。
デザインはいずれも、サイフォン・グラフィカの宮下さん
ネット印刷と比べると安くはないですが、
名刺やショップカードを手に取ったお客さんにどんな気持ちになって欲しいか、
お店の世界観や店主のメッセージを伝えるに適した素材はなんなんだろうか、
そう考え、紙選びや印刷技法にこだわることは、お客さんとの最初のコミュニケーションといえそうです。