奈良県の吉野、三重県の尾鷲と並んで「日本三大人工美林」に数えられる、天竜の森。
街中から1時間ちょっとで、森に囲まれた風景に出会えます。
厳しい話を聞くことの多い日本の林業ですが、何世代にもわたり天竜の森を守る人の写真を撮らせてもらいました。
木を1本切ることで、光の入り方、風の流れが変わると言います。
地面がシダなどでおおわれているのは、光が地面にまで降り注ぎ、管理が行き届いてる証拠。
「林業は光の芸術」とはなるほどよく言ったものです。
薄く切った木を太陽に透かしてみたら、まるで血が通っているみたいな色に。
偶然なんだろうけど、木もちゃんと生きているんだなと思った瞬間でした。
人工林とはいえ圧倒的な自然の中にいると、恵みを分けてもらっているという感覚になります。
自然がすぐそばにある浜松だけど、なかなか自然から学ぶ機会は少なくて、
随分温かくなったし、今年は浜松の自然を満喫したいです。