フリーペーパーやジン(お酒ではない)、カタログの類が好きです。
キュートなイラストと編集が素晴らしい、サイエンス雑誌『LOUPE』
SunREOR (click!)
LOUPE (click!)
思わず、4冊まとめて大人買い。
編集の視点も素敵だけど、難しいことを分かりやすく、楽しく伝えるってすごい。
昨日は、普段は簡単に入れない綿業会館で (click!)
(めっちゃおされな空間なのに、隠し撮りしたiPhoneのデータが消えてた...)
「永原泰史 × 藤本由紀夫」のトークショーを楽しむ。
ふたりの仕事の振り返りを軸に、各時代のテクノロジーを使った作品などを紹介。
内容はさておき、技術の進化のスピードと、データの再生性の問題が興味深かった。
よくあるのが、昔録ったビデオを再生できなくなった、という話の類。
写真の世界でも、フィルムだ、デジタルだ、なんて話はよく聞くけれど
どちらがよくて、どちらかが悪いとか、そんなレベルの話ではないし
長く見られる状態で残していくって、なかなか難しいなぁと改めて思う。
身近なところでいくと、ブログで写真を載せたりしているけど
これってすごく脆い行為なんぢゃないかな、と。
ブログってあくまで素材であって、ちゃんと加工・編集してあげないと、
残らないよね、きっと。
よめの実家で保存されていた、50年以上前のアルバムにみんなが興味津々
保存状態にもよるけど、アナログ(特に紙)の強さを思い知らされた。
あと、デバイスを使わずに手軽に見られるという便利さは圧倒的。
ということで(?)、最近サービスを開始したパブーで電子書籍をこしらえてみました。
去年、afuで写真展をしたときに展示した写真集『calm』をiPad で表示している図
<おーすぎの写真集>
お時間あれば、ダウンロードしてみてやってください
ブクログのパブー (click!)
iPad なら、ePub形式でダウンロードして見開きで見てもらえると体裁がまとも。
PDF形式は、ダメダメです。
ホントなら、こんな形のレイアウトです。 (click!)(8.6MB 重いです...。)
ノドに空きが出て、本来のデザインとはちがう体裁になったり
なかなか思うようにはいかなかったけど、ま、とりあえず全世界に公開と言うことで。
見開きものの体裁は、まだ苦手みたい。
オリジナルのePub形式を読み込んでくれたらベストなんだけどな。
<電子書籍の作り方>
パブーで全て作ろうとすると、かなり難儀だったので
画像を貼るだけでOKなように、素材を作る。
僕の場合は、
(1)InDesign でページレイアウト
(2)InDesign でPDFを書き出し。
あとで1ページずつ画像にするので、スプレッドでなく、単ページで書き出すこと。
※InDesign CSでは、全ページを一度にJPEG化できない...。
(3)Automator のプログラムを使って、1ページずつ画像化
(4)Photoshop の自動処理で画像サイズを整える
簡単ですが、こんな感じで作りました。
特に(3)は <std-io> の 「複数ページのPDFをJPEGに変換」 (click!)を
参考にさせていただきました。
Automator のプログラムもあり、かなり重宝しました。
ありがとうございます!
iPad などがないと、見られないと言う意味では、もろい作品ですが
それでも、新しいメディアを使って面白いことをする楽しさは捨てがたいです。
コンテンツ勝負ですが、あんなの作りたいなと妄想が止まりません。
長くなったんで、ここらへんでまた。