ほんと、ささいな一言から始まった写真展。
終わってみれば、たくさんの方に来ていただきました。
大阪港と、やや不便な場所なのに、
本当にありががとうございました。
味ビル、築港の天満屋ビルで展示させてもらいました。
柱の間隔が不揃いなど、やや展示泣かせ(笑)
アート系のおしゃれカフェというよりも
街の人たちが普通に利用する喫茶店で写真展ができたのもよかったです。
アーティスト然した強引な作品と言うよりも
分かりやすい、もしかしたら自分(見てる人)でもとれるんぢゃないかという
ぎりぎりラインの写真に、どんな反応がでるのかも自分の中の楽しみの一つでした。
前回の点天展@afu (click!)とくらべて
ほとんど会場にいることがなく、来ていただいた方とお話しすることができませんでした。
会えなかった方、ごめんなさい。
写真にはキャプションをつけて、僕のかわりに説明してもらいました。
※実際の写真はカラーです。
最後の写真に選んだのは、よめの写真。
この写真展のために一緒に築港をうろうろしている時の一枚です。
これからどんな写真を撮っていきたいかを考えた時、
やっぱり、家族や友人、生活している人の写真が浮かびました。
写真スキル的には、まだまだだけど、「宣言」としての写真でもあります。
結婚式に続いて、見る人の話題をさらった両親からの花。
正直、最初は恥ずかしすぎていやだったんだけど
友人から指摘されて、考えががらりと変わりました。
近しい人たち、生活している人を撮りたいという、先の文と関連するのだけど
僕が撮りたい、写真で伝えていきたいことって
暮らしの中に写真が自然にある状態。
下手(?)だけど、ほっと和むような子どもの写真だったり
第3者から見たら、ちょっと分かりにくい写真でも
その写真があることで、コミュニケーションが弾む状態を作りたい。
そんな時、この家族からの花は、
僕の思っていることを肯定するかのような存在になってました。
(指摘されるまで気づかなかったんだけど...)
この花があって、やっと写真展が完成したって言ってもいいのかなと
今では思えるようになりました。
本当、ありがとう。
写真は好きだし、もっともっと撮っていきたい。
スキル的にも上手になりたいし、人の心を動かせるぐらいの写真を撮りたい。
それにもまして、写真が持つ力で心豊かな生活を提案できないかなと思うようになっています。
何をすればそれが叶うのか、まだまだもがいている途中です。
>友人の皆さん
またお酒呑みながら、そんな話に付き合ってください(笑)
今、展示した写真を含めて写真集を作成中です。
完成したら、またお知らせしますね。
最後に、嫁の写真の横に書いた文章をのせておきます。
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撮ることは、見つめるということ。
見つめる、観察する、日常に敏感になる。
カメラを持つと、人生がちょっと楽しくなると思う。
実家のじいじや、ばぁばへ送る子どもの写メだったり
音信不通気味な友だちへ送る年賀状の家族写真だったり
大切な妻や友だちとの、しょーもない時間だったり
そんな他愛ない瞬間を残していきたいと思います。
そして、撮るだけでなく
見せる、話す、残す、贈るなど
写真のあとにある行為も大切にしていきたいです。
肩の力を抜いて、いろいろと動いてみて、
新しく起こる出来事を楽しんでみます。
大杉晃弘
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来てくれた皆さん、本当にありがとうです。