
greenz.jpの発信記事数が6000本を突破したのを記念して、
関わるライターから、「ライターって、どんな仕事?」の回答が紹介されていました。
「ライターって、どんな仕事?」greenz.jpライターからの回答で、編集部メンバーが気づいた”大事な”ことって? #greenz6000
ライターってどんな仕事?
誰かの命を綴る仕事。
思い込みを外し、価値観を広げられる仕事。
よく考えて書く仕事。
など、共感性のあるものから、そんな風に考えるんだまで
興味深い回答が並んでいます。
僕が答えるとしたら、
相手の価値を見つけ、気付き、発見、提案を含めて分かりやすく伝えること。
そんな風に思うのは、情報誌の制作ディレクター歴が長かったからだと思います。
同一の業界内で、競合他社とどう差別化するのか、どうしたらお客さんに選んでもらえるのか、
というのを〆切に終われ、日々日々していたから。
だから、カタログ的な紹介は苦手というか、もっといいところあるのになーと感じてしまう。
今はいろんなジャンルの取材に行くので、
自分の知らなかった世界に触れることで知的好奇心が満たされたり、
多様な価値観に触れられるのがとても楽しい。
大きな本屋さんを歩くのと似ているというか、さらに本が生の人間だし、僕の質問に対して答えてくれるし。
この仕事ならではの贅沢な瞬間です。
たかが文章、されど文章
ちゃんと届くように書くのは、とても大変だけど
取材先のかたから、分かりやすい、そうそうこんな風に言いたかったんだよ
と言われるのがうれしくて、苦労も報われるというもの。
文章というと誰でも書けるけれど、
誰に、何を、伝え、どんな読後感を残し、どんなアクションをとって欲しいのか
そこまで考えて書く人は少ないのかなと思います。
何かを正しく伝えることはもちろん
頭のもやもやしたものを整理し、価値を見つける
そこにはただ文章を書くだけでない、ライターの本質的な仕事があります。